おやつの食べ方

丸山歯科医院学生実習

 お子さまが毎日楽しみにしている「おやつ」。時間を決めて食べさせていますか?

 たくさん食べるとむし歯になる、というわけではありません(夕ご飯が食べられなくなっちゃいますが)。歯にとって、大事なのは量ではなく、口の中に食べ物が入っている時間の長さなんです。

 食べ物が入っている間、口の中は酸性に傾いて歯が溶け始めます。むし歯の原因菌にとっても最高の環境です。

 そして、食べ終わると個人差はありますが、約40分くらいで元の環境に戻っていきます。溶けかけた歯の表面も、唾液などによって修復されていきます。

 つまり、食べ物や甘い飲み物が、口の中に入っていない時間が長いほど、むし歯のリスクが低くなります。

 おやつのダラダラ食べや、水分補給に甘い飲み物を摂ることは、むし歯になる危険が高まります。おやつは毎日決まった時間に、水分補給はお茶か水で。子どものうちのその習慣が、大人になっても大事な歯を守ることにつながります。

(HP担当 Y)